Midjourneyで風景写真を生成したいと思っても、「プロンプトに何を書けばいいか分からない」という壁にぶつかる方は少なくありません。実際、単純に「beautiful landscape」と入力するだけでは、なかなか思い通りの絶景画像にはなりにくいものです。
風景写真のクオリティを左右するのは、プロンプトに含める要素の選び方です。「場所+時間帯+光の表現+カメラ設定ワード」の4要素を意識して組み立てることで、一眼レフで撮影したかのようなリアルな絶景を生成できるようになります。
この記事では、コピペですぐに使える実践的なプロンプト例文を場面別にたっぷり紹介します。Midjourneyの最新パラメータ設定についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。公式の情報はMidjourney公式ドキュメントで確認できます。

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Midjourneyで風景写真を生成する基本のコツ
風景写真のプロンプトは、なんとなく美しい単語を並べるだけでは安定した結果が得られません。プロのフォトグラファーが撮影するときに意識するポイントを、プロンプトにも反映させることが重要です。写真の後加工にはAdobe Fireflyも活用できます。
プロンプトの4大要素
美しい風景写真を生成するために、以下の4つを意識してプロンプトを組み立てましょう。
- 場所・地形:mountain range、coastal cliff、rice terrace など具体的に指定
- 時間帯・天候:golden hour、misty morning、dramatic storm clouds など
- 光の表現:soft diffused light、sun rays through clouds、backlit など
- カメラ・レンズ風ワード:shot on Canon EOS R5、wide-angle lens、f/2.8 など
この4要素を組み合わせるだけで、出力のクオリティが一段と向上します。逆に、どれか1つでも欠けると「なんかイマイチ」な結果になりがちです。
おすすめパラメータ設定
記事執筆時点の最新版で風景写真を生成する際に推奨されるパラメータを整理しました。
| パラメータ | 推奨値 | 効果 |
|---|---|---|
| –ar | 16:9 または 3:2 | 風景写真らしい横長比率 |
| –style raw | 使用推奨 | Midjourneyの装飾を抑え写実的に |
| –s(stylize) | 50〜150 | 低めで写実、高めでアーティスティック |
| –q | 2 | 高品質出力 |
| –chaos | 0〜20 | 低めで安定した構図 |
–style raw は風景写真の写実性を高めるために非常に効果的です。必ずセットで指定することをおすすめします。
【場面別】コピペで使える風景写真プロンプト例文集
ここからは、そのままコピペして使える実践的なプロンプトを場面ごとに紹介します。好みに合わせてパラメータを微調整してみてください。
山岳・高原の風景
例文1:朝霧の山岳風景
Misty mountain range at dawn, layers of mountains fading into fog, golden sunrise light breaking through clouds, shot on Sony A7R V with 24-70mm lens, f/11, landscape photography, ultra realistic --ar 16:9 --style raw --s 80
例文2:紅葉の山道
Winding mountain path through vibrant autumn foliage in Japan, red and orange maple leaves, soft morning light, Fuji X-T5 photo, 23mm lens, crisp details --ar 3:2 --style raw --s 100
山岳風景のポイントは、霧や光線といった「大気の表現」を加えることです。layers of mountains fading into fog のように奥行きを出すワードを入れると、写真に臨場感が生まれます。
海・海岸の風景
例文3:夕暮れのビーチ
Dramatic sunset over a tropical beach, long exposure silky water, vibrant orange and purple sky reflected on wet sand, Canon EOS R5 photography, 16-35mm wide angle, f/16, golden hour --ar 16:9 --style raw --s 70
例文4:荒波の岩場
Powerful ocean waves crashing against rugged coastal rocks, stormy sky with dramatic clouds, long exposure motion blur on water, Nikon Z9, 14-24mm, landscape masterpiece --ar 16:9 --style raw --s 60
海の風景では、long exposureを指定すると水面がシルクのように滑らかに表現されます。反対に荒々しい波を出したい場合は、motion blurやpowerfulといったワードが効果的です。

都市・夜景
例文5:東京の夜景
Tokyo cityscape at blue hour, neon lights reflecting on wet streets after rain, Shibuya crossing area, shot from elevated viewpoint, Sony A7IV, 35mm f/1.4, cinematic urban photography --ar 16:9 --style raw --s 120
例文6:ヨーロッパの街並み
Narrow cobblestone street in old European town, warm street lamp light at dusk, ivy-covered stone buildings, romantic atmosphere, Leica Q3 photo, 28mm, natural colors --ar 3:2 --style raw --s 90
都市夜景では、blue hour(日没直後の薄明るい時間帯)を指定すると、空のグラデーションと人工の光が美しく共存した画像になります。雨上がりの路面反射(wet streets after rain)を加えるのも定番のテクニックです。
自然・森林
例文7:神秘的な森
Enchanted forest with sun rays streaming through tall cedar trees, moss-covered ground, morning mist, Yakushima Japan atmosphere, medium format photography, incredibly detailed, 8K --ar 3:2 --style raw --s 100
例文8:滝と渓谷
Majestic waterfall in lush green canyon, long exposure smooth water flow, emerald pool at the base, tropical vegetation, drone aerial view, DJI Mavic 3 photo --ar 9:16 --style raw --s 80
雪景色・冬の風景
例文9:雪の白川郷
Traditional Japanese gassho-zukuri village covered in fresh snow, Shirakawa-go winter night, warm light glowing from windows, snowfall, serene atmosphere, long exposure, Nikon Z8 photo --ar 16:9 --style raw --s 110
冬の風景では、暖色の光と冷色の雪のコントラストがドラマチックな印象を生み出します。warm light glowing from windows のように具体的な光源を指定するのがコツです。
プロンプトをさらにレベルアップさせるテクニック
ネガティブプロンプトの活用
--no パラメータを使うと、不要な要素を除外できます。風景写真で余計なものが映り込むのを防ぐには、次のように指定します。
--no people, text, watermark, illustration, cartoon, painting
このパラメータを末尾に追加するだけで、写真としてのリアリティが格段に向上します。
季節・天候の表現ワード一覧
| カテゴリ | 英語ワード | 効果 |
|---|---|---|
| 春 | cherry blossoms, fresh green, spring rain | 桜・新緑の柔らかい雰囲気 |
| 夏 | scorching sun, lush vegetation, cumulus clouds | 夏の力強い光と緑 |
| 秋 | autumn foliage, warm tones, harvest season | 紅葉の暖色系カラー |
| 冬 | fresh snow, frost, frozen lake, icicles | 冬の冷たく澄んだ空気感 |
| 朝 | golden hour, dawn, first light, morning mist | 朝の柔らかい光 |
| 夕方 | sunset, dusk, magic hour, warm glow | ドラマチックな夕焼け |
| 夜 | starry sky, Milky Way, moonlight, blue hour | 幻想的な夜景 |
| 雨 | rainy, wet surfaces, reflections, moody | しっとりとした情緒 |

構図を指定するワード
構図を意識するとプロが撮影したような仕上がりに近づきます。
- rule of thirds:三分割法で安定感のある構図
- leading lines:道や川で視線を奥に誘導
- foreground interest:手前に花や石を配置して奥行き感を演出
- bird’s eye view:ドローン風の俯瞰アングル
- low angle:ローアングルで迫力を出す
失敗しがちなパターンと対処法
Midjourneyで風景写真を生成する際に陥りやすいパターンと、その対処法をまとめました。
- 「AIっぽい」過剰に鮮やかな色味 →
--style rawと--sを低めに設定 - 人物が勝手に入る →
--no people, person, humanを追加 - イラストっぽくなる →
photography, photo, realisticを明記 - 構図が単調 → 構図ワード(leading lines等)を追加
- 解像度が物足りない →
--q 2と8K, ultra detailedを追加
–style raw を付けずに風景を生成すると、AIが装飾を強くかけてしまい、不自然に鮮やかな色味になることがあります。写真としてのリアリティを出したい場合は必ずセットで指定しましょう。
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よくある質問(FAQ)
Q1. Midjourneyの無料プランで風景写真は作れますか?
記事執筆時点では、Midjourneyは基本的に有料プランへの加入が必要です。Midjourney公式サイト(www.midjourney.com・サイト終了)から月額10ドルのBasicプランで始めることができます。
Q2. 生成した風景画像は商用利用できますか?
有料プラン加入者であれば商用利用が可能です。ただし、Proプラン以上でないとステルスモード(生成画像を非公開にする機能)は使えないため、クライアントワークで使う場合はご注意ください。
Q3. 日本語のプロンプトでも風景写真は作れますか?
Midjourneyは英語プロンプトのほうが精度が高い傾向にあります。日本語でも動作はしますが、意図通りの結果を得るには英語での入力をおすすめします。
Q4. 実在する場所の風景をそっくり再現できますか?
富士山やグランドキャニオンなど有名な観光地は、学習データに含まれているためかなりそれらしい画像が生成されます。ただし完全に一致はしないので、あくまで「その場所の雰囲気」として活用するのが適切です。
Q5. Midjourney以外で風景写真生成におすすめのAIツールはありますか?
Stable Diffusion(写実性重視ならControlNet併用)、DALL-E 3(手軽さ重視)、Leonardo AI(leonardo.ai・サイト終了)(無料枠が多い)が候補に挙がります。ただし、風景写真のクオリティではMidjourneyが記事執筆時点でもトップクラスです。
Q6. スマホ壁紙用の縦長風景写真を作るには?
--ar 9:16 を指定すれば縦長の画像が生成されます。プロンプトに「smartphone wallpaper」と追加すると、余白のバランスも整いやすくなります。
まとめ
Midjourneyで美しい風景写真を生成するためのポイントを振り返ります。
- プロンプトは「場所+時間帯+光+カメラワード」の4要素で構成する
--style rawと--s低めで写実的な仕上がりに--ar 16:9や3:2で風景写真らしい比率にする- ネガティブプロンプト
--noで不要な要素を排除する - 構図ワードを入れるとプロが撮影したような印象になる
この記事で紹介したプロンプト例文はすべてコピペで使えます。気になるものから試してみて、パラメータを微調整していくと、自分好みの風景写真スタイルが見つかるはずです。
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