会議のたびに議事録を整理するのは、地味ながら時間を取られる作業の代表格です。「書いた議事録が長すぎて誰も読んでくれない」「決定事項やタスクがどこに書いてあるか分からなくなる」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
Notion AIを使えば、議事録の作成から整理、タスクの抽出まで驚くほど効率化できます。手作業で30分かかっていた議事録整理が、わずか数分で完了するケースも珍しくありません。
この記事では、Notion AIを活用した議事録の自動整理方法を、テンプレートの作成手順から具体的な運用テクニックまで順を追って解説します。公式サイトはNotion公式サイトです。AI機能の詳細はNotion AI公式ページでご確認ください。

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Notion AIとは?議事録整理に向いている理由
Notion AIは、プロジェクト管理ツール「Notion」に組み込まれたAI機能です。ドキュメント作成、要約、翻訳、タスク抽出など、さまざまな文章処理をNotion内で直接行えます。
議事録整理に向いている3つの理由
1つ目は、ドキュメントとタスク管理が同じツール内で完結することです。議事録から抽出したタスクをそのままNotionのデータベースに登録できるため、「議事録はNotionだけど、タスク管理はTrelloで管理する」という二重管理が不要になります。
2つ目は、テンプレート機能との組み合わせが強力な点です。議事録のテンプレートを一度作っておけば、毎回同じフォーマットで効率的に記録・整理できます。
3つ目は、チームでの共有・共同編集がスムーズに行える点です。リアルタイムで複数人が編集でき、コメント機能やメンション機能で確認依頼も簡単に送れます。
Notion AIは記事執筆時点で、すべてのプランに含まれるようになっています。無料プラン(Freeプラン)でも基本機能は利用可能ですが、AI応答数に制限があるため、頻繁に使う場合はPlusプラン(月額10ドル/メンバー)以上がおすすめです。
議事録テンプレートの作成手順
まずは効率的な議事録テンプレートを作成しましょう。一度作れば毎回の会議で使い回すことができます。
ステップ1:議事録データベースを作成する
Notionのサイドバーで「新規ページ」を作成し、「データベース – フルページ」を選択します。データベース名は「議事録」や「Meeting Notes」など分かりやすい名前にしましょう。
ステップ2:プロパティ(項目)を設定する
以下のプロパティを追加しておくと、後から検索・フィルタリングがしやすくなります。
- 会議名(タイトル):会議の名前
- 日付(日付型):開催日
- 参加者(マルチセレクトまたはピープル型):出席者
- カテゴリ(セレクト型):定例会議 / 企画会議 / 1on1 など
- ステータス(セレクト型):下書き / 確認中 / 確定
- 関連プロジェクト(リレーション型):プロジェクトデータベースと連携
ステップ3:テンプレートを作成する
データベースの右上「新規」ボタンの横にある下矢印をクリックし、「新規テンプレート」を選択します。以下のような構造のテンプレートを作成しましょう。
【テンプレート構造例】
- h2:会議の目的
- h2:アジェンダ
- h2:議論内容
- h2:決定事項
- h2:アクションアイテム(担当者・期限)
- h2:次回会議の予定
各セクションの下に軽く説明文やプレースホルダーを入れておくと、記録する人が迷わずに済みます。
Notion AIで議事録を自動整理する方法
テンプレートの準備ができたら、実際にNotion AIを使って議事録を整理していきましょう。ここでは4つの実践的な方法を紹介します。
方法1:メモ書きから整理された議事録を生成する
会議中に箇条書きでざっくりメモを取り、会議後にNotion AIで整理する方法です。メモを選択した状態で「AIに依頼」を選び、「この会議メモを、決定事項・アクションアイテム・議論のポイントに分けて整理してください」と入力します。AIが自動で構造化された議事録に変換してくれます。
方法2:要約機能で長い議事録を圧縮する
詳細に記録した議事録が長すぎる場合、テキストを選択して「AIに依頼」→「要約」を選ぶだけで、要点を抜き出した短い要約が生成されます。この要約をページの冒頭に追加しておけば、忙しいメンバーでも要点を素早く確認できます。

方法3:アクションアイテムを自動抽出する
議事録全体を選択して「AIに依頼」→「この議事録からアクションアイテム(やるべきこと)を、担当者と期限付きで抽出してください」と指示します。AIが議事録の中から「誰が」「何を」「いつまでに」やるかをリストアップしてくれます。
方法4:フォローアップメールを自動生成する
議事録のページで「AIに依頼」→「この議事録の内容をもとに、参加者向けのフォローアップメールを作成してください。決定事項とアクションアイテムを簡潔にまとめてください」と指示すれば、共有用のメール文面が短時間で完成します。
チームで運用するための設定とルール
個人で使うだけでなく、チーム全体で議事録運用を効率化するためのポイントを紹介します。
議事録データベースのビュー設定
データベースに複数のビューを追加しておくと、目的に応じて議事録を探しやすくなります。
- カレンダービュー:日付で全体を俯瞰
- テーブルビュー(フィルタ:自分が参加者):自分に関係する議事録だけ表示
- ボードビュー(グループ:ステータス):下書き・確認中・確定で分類
- テーブルビュー(フィルタ:プロジェクト別):特定プロジェクトの議事録だけ表示
命名規則を統一する
「[日付] 会議名 – 回数」のような命名規則を決めておきましょう。例:「[2026-03-17] 週次定例 – 第12回」。テンプレートにデフォルト値を設定しておくと入力の手間も省けます。
確認フローを作る
議事録を作成したらステータスを「確認中」にし、メンションで関係者に通知します。確認が取れたら「確定」に変更するというフローを作ると、認識の食い違いを防ぐことができます。
Slackとの連携
NotionとSlackを連携させれば、議事録が更新されたときにSlackチャンネルに自動通知を飛ばすことが可能です。「Notion連携」アプリをSlackにインストールして設定するだけです。
チーム運用の際は、議事録の確認フローを必ず設定しましょう。AIが整理した内容にも誤りが含まれる可能性があるため、最終確認は人間が行うのが鉄則です。
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音声文字起こしと組み合わせてさらに効率化
議事録の効率化をさらに一歩進めるなら、音声文字起こしツールとNotion AIの組み合わせが効果的です。
おすすめの組み合わせ
Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsなどの会議ツールには自動文字起こし機能が搭載されています。また、Otter.aiやCLOVA Note、Nottaなどの専用文字起こしツールを使う方法もあります。
具体的なワークフロー
- 会議を録音し、文字起こしツールでテキスト化する
- 文字起こしテキストをNotionの議事録ページに貼り付ける
- Notion AIに「この文字起こしを議事録形式に整理してください」と指示する
- AIが整理した議事録を確認・修正して確定する
この方法であれば、会議中はメモを取る必要がなく議論に集中できます。会議後の議事録作成も5分程度で完了するため、大幅な時間短縮が可能です。

注意点
音声文字起こしの精度は完璧ではありません。特に専門用語、人名、固有名詞は誤変換されやすいです。Notion AIが整理した後も、固有名詞の確認は人間が行いましょう。また、会議の録音前に参加者全員の同意を得ることも忘れないでください。
よくある質問(FAQ)
Q. Notion AIの議事録整理は無料プランでも使えますか?
はい、記事執筆時点で無料プランでもNotion AIの基本機能は利用可能です。ただし、AI応答数に制限があるため、頻繁に使う場合はPlusプラン以上がおすすめです。
Q. 議事録の自動整理にかかる時間はどのくらいですか?
メモ書きからの整理で約30秒〜1分、長文の要約で約15〜30秒です。人間が手作業で行う場合と比べて、おおよそ10分の1程度の時間で済みます。
Q. 日本語の議事録でも精度は高いですか?
はい、Notion AIは日本語の処理精度が高く、議事録の整理も日本語で十分に実用的です。敬語の使い分けや日本特有のビジネス表現にも対応しています。
Q. 機密情報を含む議事録をNotionに入れても大丈夫ですか?
Notionはエンタープライズレベルのセキュリティを提供していますが、機密度の高い情報の取り扱いについては社内のセキュリティポリシーに従ってください。Notion AIの処理については、Notionのプライバシーポリシーをご確認ください。
Q. 他のツール(Googleドキュメントなど)からNotionに移行するのは大変ですか?
NotionにはGoogleドキュメントやWordファイルのインポート機能があるため、移行自体は簡単です。ただし、過去の議事録をすべて移行するかどうかは、運用の手間とメリットを天秤にかけて判断しましょう。
Q. Notion AI以外に議事録整理に使えるツールはありますか?
Microsoft Copilot(OneNote連携)、GoogleのNotebookLM、tl;dv(会議録画・要約特化)なども議事録整理に活用できます。すでにMicrosoft 365やGoogle Workspaceを導入しているなら、それらのAI機能も検討してみてください。
まとめ
Notion AIを使った議事録の自動整理について、ポイントを振り返ります。
- Notion AIは議事録の整理・要約・タスク抽出が得意で、手作業の10分の1の時間で完了
- 議事録テンプレートとデータベースを事前に設定しておくと運用が格段に楽になる
- メモ書きの構造化、要約、アクションアイテム抽出、フォローアップメール生成など多用途に活用可能
- 音声文字起こしツールと組み合わせれば、会議中のメモ取りすら不要
- チーム運用では命名規則、確認フロー、Slack連携を整備することが重要
議事録整理は地味ながら時間を取られる作業の代表格です。Notion AIを導入すれば、その作業がほぼ自動化され、浮いた時間をより生産性の高い業務に充てることができます。
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