「AI議事録ツールを導入したいけど、会議の内容が外部に漏れたりしないだろうか」――法人でAI議事録ツールを検討する際、最も気になるのはやはりセキュリティではないでしょうか。
結論から言うと、法人向けに設計されたAI議事録ツールなら、データの暗号化・国内サーバー保存・アクセス制御などのセキュリティ対策がしっかりしています。ただし個人向けの無料ツールをそのまま法人利用するのはリスクがあるため注意が必要です。
この記事では、セキュリティ面で安心して使える法人向けAI議事録ツールを6つ厳選して比較します。導入までの具体的なステップも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。企業のDX推進全般については経済産業省DX推進ページも参考になります。

🤖 ナビ助のおすすめ!
法人向けAI議事録ツールで確認すべきセキュリティ項目
ツール比較の前に、法人として最低限チェックすべきセキュリティ項目を押さえておきましょう。
1. データの保存先
音声データや文字起こしテキストがどこのサーバーに保存されるかを確認します。国内サーバーかどうかは、社内のコンプライアンス規定によっては必須条件になることもあります。
2. 暗号化の有無
通信時の暗号化(TLS)だけでなく、保存データの暗号化(AES-256等)が実施されているかどうかが重要です。両方対応しているツールを選びましょう。
3. アクセス制御
誰がどの議事録にアクセスできるか、権限設定が細かくできるかを確認します。管理者・閲覧者・編集者など、役割ベースのアクセス制御は法人利用の必須機能です。議事録の管理・共有にはAI搭載のNotion AI公式ページも便利な選択肢です。
4. データ保持期間と削除ポリシー
音声データや文字起こしデータがいつまで保持され、いつ削除されるかを事前に確認しましょう。自動削除の設定ができるツールだと安心です。
5. 認証・コンプライアンス
ISO27001、SOC2、プライバシーマークなどのセキュリティ認証を取得しているかもチェックポイントです。大企業との取引がある場合は、取引先から認証の有無を問われることもあります。
個人向けの無料ツールを法人でそのまま使うと、翻訳データがサービス改善に利用されたり、データ保存先が海外になったりするリスクがあります。必ず法人向けプランを検討してください。
法人向けAI議事録ツール6選|比較表
| ツール名 | 月額料金 | 日本語精度 | サーバー | 暗号化 | セキュリティ認証 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| CLOVA Note for Business | 要問い合わせ | 非常に高い | 国内 | AES-256 | ISMS | LINE連携、日本語特化 |
| AI GIJIROKU | 1,500円/人〜 | 高い | 国内 | TLS/AES | ISMS | リアルタイム文字起こし |
| Notta Business | 2,200円/人〜 | 高い | 国内対応可 | TLS/AES-256 | ISO27001 | 40言語対応、Zoom/Teams連携 |
| スマート書記 | 要問い合わせ | 非常に高い | 国内 | AES-256 | ISMS | 要約・ToDo自動抽出 |
| Otter.ai Business | 月20ドル/人〜 | 中〜高 | 海外(米国) | TLS/AES | SOC2 | 英語会議に最強 |
| Microsoft Teams Premium | 月1,000円/人〜 | 高い | 選択可 | TLS/AES-256 | ISO27001/SOC2 | Teams統合、要約自動生成 |
各ツールの詳細レビュー
CLOVA Note for Business|日本語精度No.1
LINEヤフーが提供する文字起こしツールの法人版です。日本語の文字起こし精度が最も高いと評判で、話者分離(誰が何を言ったかの判別)も優秀です。会議の議事録作成がほぼ自動化できます。
法人版は国内サーバーでのデータ管理、管理者権限の設定、SSO連携などのセキュリティ機能が充実しています。日本企業に最もフィットするツールと言えるでしょう。
AI GIJIROKU|コスパ重視の法人に
1人あたり月額1,500円〜と、法人向けツールの中ではかなりリーズナブルな価格設定です。Zoom、Teams、Google Meetなど主要なWeb会議ツールと連携でき、リアルタイムで文字起こしが表示されます。
業界用語の学習機能があるため、使い続けるほど精度が上がっていくのもポイントです。
Notta Business|多言語会議に強い
40以上の言語に対応しており、グローバル企業やインバウンド対応の多い企業に最適です。リアルタイム翻訳機能もあるため、英語の会議を日本語で追いかけることもできます。
ISO27001認証取得済みで、セキュリティ面も安心です。

スマート書記|要約・ToDo抽出が優秀
文字起こしだけでなく、AIが議事録を自動要約し、ToDo(宿題事項)まで抽出してくれます。「文字起こしは他でもできるけど、議事録としてまとめてくれるのが欲しい」という企業におすすめです。
国内企業が開発・運営しているため、日本の法人向けセキュリティ要件にしっかり対応しています。
Otter.ai Business|英語会議の定番
英語の文字起こし精度では業界最高峰です。英語での会議が多い企業であれば、Otter一択と言っても過言ではありません。日本語対応は他ツールに劣りますが、英語環境であれば圧倒的な性能を発揮します。
SOC2認証を取得しており、米国企業との取引が多い企業にはセキュリティ面でも通りやすいです。
Microsoft Teams Premium|Teams環境なら最強
すでにMicrosoft Teamsを使っている企業なら、追加料金でAI議事録機能が使えます。別途ツールを導入する手間がゼロで、会議終了後に自動で要約・アクションアイテムが生成されます。
Microsoftのセキュリティ基盤(Azure)上で動くため、エンタープライズレベルのセキュリティが保証されています。既存のMicrosoft 365環境との親和性が高いのも大きなメリットです。
導入までの3ステップ
ステップ1:要件整理(1週間)
「どの会議で使うか」「月に何時間の会議があるか」「セキュリティ要件は何か」を整理します。この段階で情報システム部門にも相談しておくとスムーズです。
ステップ2:トライアル(2〜4週間)
候補を2〜3つに絞って、無料トライアルで実際に使ってみましょう。実際の会議で試すのが一番です。音声環境や話者分離の精度は、実際に使わないとわかりません。
ステップ3:全社展開(1〜2ヶ月)
トライアルで効果を確認したら、利用ガイドラインを作成して全社展開します。最初は特定部署からスモールスタートして、徐々に広げていくのが失敗しにくいパターンです。

🤖 ナビ助のおすすめ!
よくある質問(FAQ)
Q. オフラインの会議でも使えますか?
A. はい。ほとんどのツールがスマホやタブレットのマイクで対面会議の録音・文字起こしに対応しています。ただしWeb会議と比べると、音声環境によって精度が変わるため、外付けマイクの使用がおすすめです。
Q. 音声データは社外に保存されますか?
A. ツールによります。CLOVA Note for BusinessやAI GIJIROKU、スマート書記は国内サーバーに保存されます。セキュリティポリシーに合わせて選びましょう。
Q. 方言やなまりにも対応していますか?
A. 標準語に比べると精度は落ちますが、記事執筆時点ではかなり改善されています。特にCLOVA NoteやAI GIJIROKUは日本語に特化しているため、方言の認識精度も比較的高いです。
Q. 既存のWeb会議ツール(Zoom等)との連携は?
A. ほぼ全てのツールがZoom、Microsoft Teams、Google Meetに対応しています。ボットが自動参加して録音・文字起こしを行う形式が主流です。
まとめ:セキュリティ要件に合ったツールを選ぼう
・日本語精度重視→ CLOVA Note for Business、スマート書記
・コスパ重視→ AI GIJIROKU(月1,500円/人〜)
・多言語対応→ Notta Business
・英語会議メイン→ Otter.ai Business
・Teams環境→ Microsoft Teams Premium
どのツールを選ぶにしても、セキュリティ要件の確認とトライアルでの検証は必ず行いましょう。議事録作成の自動化は、全社的に見て年間数百時間の削減効果があります。投資対効果は確実に高い施策です。
🤖 ナビ助のおすすめ!


