「読書感想文って何を書けばいいの?」「毎年、夏休みの最後に焦って仕上げている…」。お子さんの読書感想文に頭を抱える保護者の方は多いのではないでしょうか。
実は、ChatGPTを「考えを引き出すツール」として活用すると、お子さん自身の言葉で感想文を仕上げるサポートができます。丸投げするのではなく、ChatGPTに質問してもらうことで、子どもの感性を引き出すという使い方がポイントです。
この記事では、小学生が読書感想文を書くためのChatGPT活用法を5つのステップで解説します。保護者の方がお子さんと一緒に実践できる内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。ChatGPTはChatGPT公式ページ(openai.com・サイト終了)から利用できます。

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ChatGPTは読書感想文の「手伝いさん」として使うのが正解
最初に大切なことをお伝えします。ChatGPTに読書感想文を丸ごと書かせてコピペするのは絶対にNGです。「自分の力で書く」という宿題の目的を無視していますし、先生にも見抜かれやすくなります。
では、ChatGPTをどう使うのが正しいのか。答えは「子どもの考えを引き出す質問役」として活用することです。ChatGPTに「質問を出して」と頼むと、お子さんが感想を言語化するための手助けをしてくれます。辞書を引くように、考えを整理するための道具として使うイメージです。
教育におけるAI活用の方針については、文部科学省 教育DXのページでも情報が公開されています。学校ごとにルールが異なる場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
ChatGPTで読書感想文を書く5ステップ
ここからは、小学生が実際に読書感想文を仕上げるための具体的な手順を紹介します。保護者の方がサポートしながら、お子さんと一緒に進めてみてください。
ステップ1:本を読んで、気になったところをメモする
まずは本を自分で読むことが大前提です。ここを省いてしまうと、そもそも感想文を書くことができません。
読みながら、以下の点をメモしておくとスムーズです。
- 心に残ったセリフや場面
- 「すごい」「えっ?」と思ったところ
- 主人公に対して感じたこと
- 自分の経験と似ているところ
付箋を貼りながら読むと、あとから見返しやすくなるのでおすすめです。低学年のお子さんの場合は、保護者の方が「どこが面白かった?」と声をかけながら一緒に読み進めるとよいでしょう。
ステップ2:ChatGPTに「質問」してもらう
ここが最大のポイントです。ChatGPTに感想文を書いてもらうのではなく、ChatGPTから質問してもらう形で進めます。
以下のようなプロンプトを入力してみてください。
私は小学○年生です。「(本のタイトル)」という本を読みました。読書感想文を書くために、私の考えを引き出す質問を10個してください。やさしい言葉でお願いします。
するとChatGPTが、たとえば次のような質問を出してくれます。
- 「この本で一番好きな場面はどこですか?それはなぜ?」
- 「主人公のことを、どんな人だと思いましたか?」
- 「もし自分が主人公だったら、どうしたと思いますか?」
- 「この本を読んで、自分の生活で気をつけたいと思ったことはありますか?」
これらの質問に答えていくだけで、感想文の材料がどんどん集まります。質問に答える過程で、お子さん自身も気づいていなかった「自分の考え」が引き出されるのが、この方法の大きなメリットです。
ステップ3:質問への答えを書き出す
ChatGPTの質問に対して、ノートやメモに自分の言葉で答えを書いていきます。ここでは上手に書こうとする必要はありません。思ったことをそのまま書くのが大切です。
たとえば、こんな感じで大丈夫です。
- 「一番好きな場面は、主人公が友だちとケンカしたあとに仲直りするところ。自分も去年同じようなことがあったから」
- 「主人公はやさしいけど、ちょっと弱気なところがある。でもそこがいいと思った」
この「自分の言葉」が、読書感想文の核になります。書き出した量が多いほど、あとの構成がラクになるので、できるだけたくさん書いておきましょう。

ステップ4:ChatGPTに構成を整理してもらう
書き出した答えをChatGPTに見せて、構成を整理してもらいます。以下のプロンプトを使ってみてください。
以下は「(本のタイトル)」の読書感想文のメモです。これを小学○年生が書く読書感想文の構成に整理してください。構成だけ提案してください(本文は書かないで)。
ChatGPTが「はじめに」「なか」「おわり」の構成を提案してくれます。一般的な構成は以下のとおりです。
- はじめに:この本を選んだ理由、あらすじ(2〜3行)
- なか①:心に残った場面と、なぜ心に残ったか
- なか②:自分の経験と結びつけた感想
- おわり:この本を読んで学んだこと・変わったこと
構成が決まるだけで、「何をどの順番で書けばいいか」が明確になり、書き出しのハードルがぐっと下がります。
ステップ5:自分の言葉で書く
構成が決まったら、あとは自分の言葉で文章にしていくだけです。ステップ3で書いたメモを見ながら、構成に沿って書いていきましょう。
書き終わったあとに、「読みにくいところがないかチェックして」とChatGPTに見せるのはOKです。誤字脱字や文法の修正は手伝ってもらいましょう。ただし、内容そのものは自分の言葉のままにすることが大切です。ChatGPTが「こう直したほうがいい」と言っても、意味まで変えてしまわないように注意してください。
ChatGPTに読書感想文を「丸投げ」してはいけない3つの理由
理由1:先生に見抜かれる
記事執筆時点で、多くの学校ではAI生成テキストの検出ツールを導入し始めています。ChatGPTが書いた文章には特有のパターンがあり、経験豊富な教育者であれば違和感を察知できます。発覚した場合、信用を失うだけでなく、成績にも影響する可能性があります。
理由2:学びにならない
読書感想文の目的は「自分の考えを文章にする力」を養うことにあります。丸投げしてしまうと、その練習の機会を自ら手放しているのと同じです。社会に出てからも、自分の考えを言語化する場面は数多くあります。読書感想文は、その基礎トレーニングとして重要な役割を果たしています。
理由3:「その子らしさ」が出ない
ChatGPTの文章は無難にまとまりますが、その子ならではの感性や体験が反映されていません。読書感想文コンクールで評価されるのは、上手な文章ではなく「その子だけの視点」です。むしろ少し拙い表現のほうが、審査員の心に響くことも少なくありません。

学年別・読書感想文のコツ
お子さんの学年に合わせた文字数やポイントを表にまとめました。ChatGPTの活用法も学年ごとに異なりますので、参考にしてみてください。
| 学年 | 文字数の目安 | ポイント | ChatGPTの使い方 |
|---|---|---|---|
| 小学1〜2年 | 400〜800字 | 「楽しかった」「すごいと思った」でOK。素直な気持ちを大切に | 保護者がChatGPTで質問を作り、口頭で聞いてあげる |
| 小学3〜4年 | 800〜1,200字 | 自分の体験と結びつける。「なぜそう思ったか」を書く | 一緒にChatGPTの質問に答えていく |
| 小学5〜6年 | 1,200〜1,600字 | テーマを深掘りする。社会や将来と結びつける | 子ども自身がChatGPTを使って構成を考える |
低学年のお子さんの場合、ChatGPTを直接操作させるのではなく、保護者の方がChatGPTで質問を用意して口頭で聞いてあげる方法がおすすめです。お子さんの答えをメモしてあげれば、それがそのまま感想文の材料になります。
ChatGPTで子供の自由研究を活用する方法については、以下の記事で解説しています。

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保護者の方へ|ChatGPT活用のサポートガイド
親がやるべきこと
- 本選びを一緒にする:子どもが興味を持てる本を選ぶのが第一歩です。興味のない本では、そもそも感想が出てきません
- ChatGPTの使い方を教える:「書いてもらう」のではなく「質問してもらう」使い方であることをしっかり伝えましょう
- 答えを急かさない:子どもが考える時間を大切にしてください。すぐに答えが出なくても待つ姿勢が重要です
- 書いたものを褒める:内容の良し悪しよりも、「自分で考えて書けた」こと自体を認めてあげましょう
親がやってはいけないこと
- ChatGPTの出力をそのまま書き写させる
- 親の感想を子どもの文章に混ぜる
- 「もっとこう書きなさい」と内容を指示しすぎる
保護者の役割は「サポーター」です。主役はあくまでお子さん自身であることを忘れないようにしましょう。
ChatGPTに入力するプロンプト例集
すぐに使えるプロンプトの例をまとめました。本のタイトルや学年を入れ替えるだけで、さまざまな感想文に応用できます。
質問を引き出すプロンプト
小学3年生が「ごんぎつね」の読書感想文を書きます。考えを引き出すための質問を8個、やさしい言葉で作ってください。
構成を考えるプロンプト
以下のメモをもとに、小学5年生の読書感想文の構成(はじめ・なか・おわり)を提案してください。本文は書かないでください。
文章をチェックするプロンプト
以下は小学4年生が書いた読書感想文です。誤字脱字と、読みにくい部分があれば指摘してください。内容は変えないでください。
タイトルを考えるプロンプト
「ごんぎつね」の読書感想文のタイトル候補を5つ考えてください。小学3年生が書いた感じの、素朴なタイトルでお願いします。
これらのプロンプトはあくまで一例です。お子さんの学年や読んだ本に合わせて自由にアレンジしてみてください。
ChatGPTで資格勉強を効率化する方法については、以下の記事で解説しています。



よくある質問(FAQ)
Q. ChatGPTで読書感想文を書くのはズルですか?
ChatGPTに「丸投げ」するのはズルにあたります。しかし、考えを整理するための「ツール」として使うのは問題ありません。辞書を引いたり、親に相談したりするのと同じ感覚で活用できます。
Q. 学校でChatGPTの使用は禁止されていませんか?
学校によってルールが異なります。心配な場合は事前に先生に確認しましょう。「考えを引き出すために使った」と正直に伝えるのが最善の方法です。文部科学省の教育DXページでも方針が確認できます。
Q. ChatGPTは本の内容を知っていますか?
有名な作品であれば、あらすじや登場人物を把握しています。ただし、マイナーな作品や最新の出版物は知らない場合があります。本の内容は自分で読んで理解しておくことが前提です。
Q. 何年生からChatGPTを使えますか?
ChatGPTの利用規約では13歳以上(保護者の同意があれば13歳未満も可)となっています。小学生の場合は保護者が一緒に操作することを強くおすすめします。
Q. 読書感想文以外の宿題にもChatGPTは使えますか?
自由研究のテーマ探し、調べ学習のヒント出し、作文の構成相談など、「考えを整理する」目的であれば幅広く活用できます。ただし、答えをそのまま写すのはどの宿題でもNGです。
まとめ|ChatGPT×読書感想文の正しい使い方
この記事のポイントをまとめます。
- ChatGPTは読書感想文の「丸投げ」ではなく「手伝い」に使う
- ChatGPTに質問してもらって、自分の考えを引き出すのが正解
- 構成の整理と誤字脱字チェックはChatGPTに任せてOK
- 内容(感想)そのものは必ず自分の言葉で書く
- 保護者は一緒に進める・褒める・急かさないがポイント
- 丸投げコピペは先生にバレるし、学びにもならない
ChatGPTを「考える力を伸ばすツール」として活用すれば、読書感想文が格段に書きやすくなります。親子で一緒に取り組むことで、お子さんの読解力や表現力を伸ばすきっかけにもなるはずです。次の長期休みの宿題に、ぜひ取り入れてみてください。
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